【7/11】ナスダック100チャート分析-2024年

投資

ナスダックは今週も非常に強い上昇を続けていますね!

$20,000を突破してからさらに勢いが増し、この一ヶ月でなんと8.4%も上がっています。


20240711米利下げ集計会合確率

【CME FEDWATCH TOOL】AGGREGATED MEETING PROBABILITIES

昨日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言があり、利下げ確率が高まってきました。

市場予想では、9月か11月に77%の確率で利下げが実施されると期待されています。また、12月にはさらなる利下げが織り込まれており、年内2回となる見込みです。

将来的には、来年1年後には現在よりも1.25%の利下げがあると予想されています。

実際に利下げが行われれば、ナスダックもさらに上がっていきそうですね!

20240711 ナスダック100日足チャート

移動平均線の5日線支えられ上昇トレンドを維持しています。

ボリンジャーバンド2σで頭は抑えられているものの、下がってもすぐに買われており強いトレンドを継続しています。

週足でも2σにしっかりと乗せており堅調です。テクニカルでは$20,500~$21,500ほどで推移していきそうです。

利下げが実施されれば、さらに上昇が勢いづいてボリンジャーバンドを押し広げるような展開もありえます。もしそうなると、$22,000ほどまで急騰するかもしれません。7月、8月の経済指標は注目ですね。

ただし、急騰した後はアメリカの大統領選挙を口実に調整局面に入る可能性もあります。いつ落ちるかにもよりますが、10日線や20日線なども上向いており下値は限定的です。

20240711 ヒートマップ

テスラはこの2週間で40%以上も上げています!2024年第1四半期の納車台数が予想よりも15%も高かったことから買いが殺到しています。それにしても上昇が強いので、空売りの買戻しなども入っているのかもしれませんね。

エヌビディアも10%以上の上昇です。先週と合わせるとなんと25%も上がっています。世界トップの企業でもこれほどの値動きがあるのは驚きですね。AMDやARMも同様に10%を超える上昇をしており、半導体銘柄に資金が集まっています。

全体的に上昇している銘柄が多く、ナスダック100は堅調な推移をしています。

20240711 VIX指数日足チャート

VIX指数も安定しています。

一般的に、VIX指数が上がる時は株価は下がるのですが、昨日は両方とも上がっています。これはつまり、株価を買いながらヘッジも同時に増えているということになります。

今の相場では、悪い経済指標が出ると利下げ確率が上がり株価にはプラスになるという、一般的には矛盾した動きが続いています。

ソフトランディングの可能性が高まっているものの、やはり経済の悪化にはヘッジしておこうということなのかもしれません。

VIX指数があまりにも下がってだれもヘッジしなくなってしまうと、それはそれで急落の引き金にもなりかねません。株価は上下動を繰り返しながらゆっくりと押し上げていくのが理想ですね。

20240711 ドル円日足チャート

ドル円は160円台前半で推移しています。

下がっても、160円手前で買いが入り底堅い展開です。162円に張り付くような値動きになっており、上に行きたそうな形です。

一度ボリンジャーバンド1σと5日線、10日線を割り、テクニカル的には調整に入りそうなところでしたが、下げの流れを覆すような強い反発が入ったということはかなり強力なトレンドといえます。

またファンダメンタルとしては、米金利の利下げという円高要因があるものの、一向に下がる気配はありません。

FRBを含めて世界中が利下げや緩和に動くとなると、日銀だけが利上げするという逆の動きは考えずらいので、ドル円も下値は限定的かもしれません。

【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)

Fear & Greed IndexはGREED(強欲)に上がってきました。

ナスダックもかなり上昇してきたので、これは正常な数値ですね。強欲とはいっても、58ならまだまだ低い水準です。EXTREME GREED(超強欲)にならなければ、上目線でも大丈夫です。

put/call ratioが急激に下がっているのはちょっと気になります。これは、下落した時の予防ヘッジをしている人が減っているということを表しています。

昨年も7月に底をついたput/call ratioが徐々に上がるとともに株価は下落していきました。この1か月でずいぶん上がってきているので、調整がどこかで入ってもおかしくありません。ただ、これが大きな下落になるのか、一服程度の小幅安になるのかは分かりませんので過度に警戒する必要はありません。

ジャンク債への資金流入もそれほど高くないのでバブル的ではなく健全な上がり方だといえます。ハイリスクな商品のジャンク債にまでお金が回り始めると警戒が必要ですが、今のところその気配はありません。つまり、調整局面になってもそれほど大きな下落にはなりにくい状況です。

今は米利下げという強力なファンダメンタルズを背景に上昇しているので、これが覆されない限りはこのトレンドは続きそうです。

今夜の6月消費者物価指数(CPI)、そして来週7/16の6月小売売上高に注目です。

  • 7/16(火)21:30 6月小売売上高

【GMO外貨】経済指標カレンダー(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar)

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