先週のナスダック100は非常にボラティリティの高い1週間でした。過去最高値となる$22,000を超えたところで5%以上の急落という激しい値動きとなっています。
ナスダック100のテクニカル・ファンダメンタルズ分析で今週の値動きを予想していきます。
時価評価額 | 評価損益 | |
8/31 | 9,024,840円 | +1,121,135円 |
9/30 | 9,161,680円 | +1,229,220円 |
10/29 | 10,035,740円 | +2,103,280円 |
11/26 | 10,268,610円 | +2,336,150円 |
12/2 | 10,128,250円 | +2,195,790円 |
12/11 | 10,463,200円 | +2,530,740円 |
12/16 | 10,814,100円 | +2,881,640円 |
12/23 | 10,785,390円 | +2,852,930円 |
先週、僕が投資している1545NFナスダックヘッジ無は上場来高値の34460円をつけました。年初では24000円くらいだったので、1年間で10000円の値上がりとなっています。現在の含み益は約36%と非常に高いパフォーマンスが出ています。
今年は2022年の急落前の高値水準を更新したところで始まり、上値ブレイクの勢いが年間を通して続いた相場でしたね。
7月にはブラックマンデーの再来とも言われる急落局面もありました。1545では、34000円から25000円まで約30%の値下がりというちょっとした金融ショックのような値動きに市場は大きく動揺しました。
それでも狼狽売りすることなく、しっかり握って投資し続けたことで今の値上がりの恩恵を受けることができています。
ちなみに僕は6月で出たボーナスを使って28500円あたりで買い増していました。その後25000円まで下がっていたので早すぎた判断でしたが、底がどこになるかはわからなかったので仕方ないと思っています。
12/16年初来上昇率($) | 12/23年初来上昇率($) | |
ダウ平均株価 | 16.21% | 13.59% |
S&P 500 | 27.58% | 25.05% |
ナスダック100 | 31.65% | 28.68% |
ラッセル2000 | 16.60% | 11.41% |
SPDR Gold Trust(GLD) | 28.09% | 26.94% |
日経平均株価 | 18.74% | 17.41% |
FRBが来年の利下げペースが鈍化することを示唆したため、アメリカ市場は全体的に下落しました。
株価は下がってしまっていますが、基本的にはアメリカ経済が強いことが原因となっているのでそれほど悪い事では無いと思っています。
高金利が原因で経済ショックが起るということはありませんから、バブル的な投機を抑え込むことを優先するFRBの姿勢には個人的には賛成しています。
アメリカの高金利が続きと円安によって日本人の生活は苦しくなってしますのですが、投資は感情を切り分けて考えないといけませんね。
市場予測によると来年の利下げは1回と2回が50%の確率で割れているようです。
1回しか利下げしないというのはちょっと考え難いと思うのですがどうなんでしょうか?
もし市場予測が行き過ぎているとすれば、株は反発し為替もやや円高に押し戻されそうです。
【CME FEDWATCH TOOL】AGGREGATED MEETING PROBABILITIES

ナスダック100は先週一時、$22,100を超える急伸となりました。しかし、そこから5%を超える大きな下落となっています。
さらに、今日は先物で大きな窓を開けてまた上がってきています。もう年末も迫っていますがボラティリティがかなり高まっていますね。
テクニカル的にはボリンジャーバンド+1σを押し上げながら伸びていましたが、FRBの利下げペース鈍化というファンダメンタルズ要因によってトレンドが崩される形となりました。
7月と11月の高値だった$21,300がはじめのサポートラインになるかと僕は予想していましたが、そこをが一気に抜かれたところで売りが加速していきました。
結果的には先週金曜日は終値ベースで50日線の上を維持しており、かろうじて耐えている状況です。
先物ではギャップアップしていますが、欧米のクリスマス休暇が明けるまではどこに値が落ち着くのかは不透明な状況です。
ボリンジャーバンドは並行線になりつつあるので、短期的には方向感を探るボックス相場になりそうです。

アメリカ金利が高止まりすること、そして日銀が12月の利上げを見送ったことで円安が進んでいます。
先週は一時157.7円まで上昇しました。
7月高値から引いたフィボナッチ23.6%や下落していた週足ボリンジャーバンドの+2σが交差する156.6円付近が天井と見ていましたが、あっさりと抜かれてしまいました。
5日線、10日線がゴールデンクロスし綺麗な上昇トレンドを形成しています。このままジリジリと160円に行きそうな展開になってきましたね。
ただし、ボリンジャーバンドの+2σに乗せたものの、また押しもどされているので勢いはやや鈍っています。短期的には5日線と10日線で支えられるのかが注目です。
まだ20日線は横ばいですし、10日線で支えられないとなると150円付近まで崩れてくる可能性があります。
今は市場がやや悲観的になりすぎているところもあるので、揺り戻しの動きには注意が必要です。

【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
Fear & Greed Indexは28のFEAR(恐怖)水準です。
ほとんどの指標が恐怖もしくは超恐怖となっており、市場はリスクオフとなっているのがわかります。とはいえ、株価自体はかなり高水準で留まっているので、よくある調整局面なのかなと見ています。
恐怖指数と呼ばれるVIXが28を超えて急伸していましたが、今では18まで下がってきています。まだ株価急落の余波は残っているものの、落ち着きを取り戻しつつあるようです。
NAAIM全米アクティブ投資運用協会の持ち高指数は82.5と下がってきました。先週は99%を超えており、そろそろ調整がきそうと思っていたら案の定でした。
【NAAIM】https://naaim.org/programs/naaim-exposure-index
利確しておけば波の上下を取れたのかなとも思いますが、予測を間違えて置いて行かれて高値で買い戻すなんてこともありますから難しいところです。
僕の会社はボーナスが入るのが年末ギリギリなので、今は余力が全くありません。もし余剰資金があれば先週追加していたと思いますが、タラレバですね。

【外為どっとコム】経済指標カレンダー(https://www.gaitame.com/markets/calendar/)
今年最後の重要経済指標は、本日、11月新築住宅販売件数です。
25日はクリスマスで欧米はお休みです。
ドイツは24日もお休み。イギリスやオーストラリアは25-26日が休場と国によって少しづつ違いがあります。
クリスマスが過ぎると最後にサンタクロースラリーという上昇局面が見られることがよくありますが、今年はどうなるでしょうか。
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