12/2 ナスダック100チャート分析・資産公開-2024年

投資

今週のナスダック100は横ばいでした。先週につづき、動きの少ない一週間でしたね。

ナスダック100のテクニカル・ファンダメンタルズ分析を今週もしていきます。

時価評価額評価損益
8/319,024,840円+1,121,135円
9/309,161,680円+1,229,220円
10/2910,035,740円+2,103,280円
11/2610,268,610円+2,336,150円
12/210,128,250円+2,195,790円
1545NFナスダックヘッジ無

ナスダック100は微増したものの、為替がやや円高に振れたため、米株の円建て含み益は減ってしまいました。

結果的に、アメリカ大統領選挙前の10月末の水準まで戻ってきています。

今年の残りのイベントは今週の雇用統計と12月FRB利下げくらいでしょうか。相場を動かす一因となっているヘッジファンドは11月決算のところが多く、12月には大きなポジションはとらない傾向もあるそうです。

よほど大きなニュースでも入ってこない限り、上にも下にも動きづらい状況が年内は続きそうです。

年初($)12/2($)年初来上昇率
ダウ平均株価37,71544,91019.08%
S&P 5004,7426,03227.19%
ナスダック10016,54320,93026.51%
ラッセル20002,0122,43420.96%
SPDR Gold Trust(GLD)190.72245.5928.77%
日経平均株価33.288円38,070円14.37%
年初来株価パフォーマンス比較

この1週間はどの指標も1%以内の微増といったところです。

ダウは過去最高値を更新、SP500は$6000台を回復しており、かなり高いところをキープしています。

アメリカ株と比べると、日経平均はやや出遅れてしまっているようですね。石破内閣の新たな経済政策も見え始めてきましたが株価の反応はあまりなく、少数与党の不安定さや日銀の利上げ警戒の方が上回っているのかもしれません。

20241202 ナスダック100 週足チャート

週足チャートをみてみると、ここ最近はほとんど動きがないことがわかります。

今は5週線の上で推移しており、下がっても10週線付近では買われて反発しています。ボリンジャーバンドもゆるやかな上昇を継続しており、この傾向が続けばじりじりと上がっていくことが期待できます。

僕はどの時間軸でも5,10,20,25,50,100の移動平均線を設定しています。短期的には5や10の移動平均が意識されやすく、中長期的なトレンドは20や50平均線で確認しています。

これが必ず効くというわけではありませんが、例えば8月の大幅下落時には、50週移動平均をタッチしたところで反発しているなど、ある程度の目安にはなっています。

また、これに加えてボリンジャーバンドの-1σや-2σなども反発ポイントになります。特に、これら複数の指標が重なるところは強力なサポートラインとして意識されやすくなります。

テクニカル分析では、今週は$20,500~$21,500の幅で動く可能性が高いと予想できます。

20241202 ドル円週足チャート

為替は大きく円高に振れて、一時150円を割れるところまで下落しました。

150円付近では買い需要も高く、今のところ下落傾向はやや落ち着いています。

ボリンジャーバンド+1σとフィボナッチ23.6%のある156.6円付近が天井となり、テクニカル的には綺麗な形の値動きです。

ファンダメンタルズとしては、大きな下落からのV字回復を仕掛けていた投機筋が11月末ということでポジションを解消したというのが大きな要因ではないでしょうか。

ヘッジファンドや投機筋も12月には動きが鈍くなるので、年末にかけて為替もほとんど動かなくなっていきます。

150円を割ったら買いが入り、上がっても152円台あたりから頭が重くなっていくのではないでしょうか。

【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)

Fear & Greed Indexは66のGREED(強欲)水準です。

全体的な印象として、市場はやや楽観的な状況になっているように見えます。

put/call ratioは0.61と7月に株価が高値をつけて下落したポイントと同じ数値となっており、急変動に対するヘッジがあまり掛けられていません。

VIX指数も13.5と低下を続けています。夏前には12まで下がっていましたから、さらに下掘りする余地はあるもののかなり低い水準であることは間違いありません。

safe haven demandという米国債の需要も3.9%とGREED水準です。

これらの数値は下落の要因になるわけではありませんが、市場が急変動への準備が少ないということを表しており、万が一下落した際はボラティリティが大きく上がることになります。

今はビットコインが過熱しているので、どこかのポイントで大きな揺り戻しが来るんじゃないかと個人的には思っています。その際には株価も売られるかもしれませんが、金融ショックになるというわけではないので、買いポイントが来るくらいに思っておけば良いんじゃないでしょうか。

20241202 経済指標カレンダー

【外為どっとコム】経済指標カレンダー(https://www.gaitame.com/markets/calendar/)

今週は雇用統計がありますね。年内では最後の大きな指標発表になりそうです。ここの結果次第で12月のFRB利下げ状況も固まってくるので注目です。

予想では雇用は20万人増とそれなりに伸びるものの、失業率が4.2%に悪化するとなっており、どう捉えて良いのか難しいところですね。

失業率の悪化をすでに市場が織り込んでいるとすれば、株価にとっては下がりづらくなるので悪い事ではないです。もちろん4.3%以上になったら大変な事になりますが、あまり心配してもきりがないですからね。

雇用統計を消化すれば年内は落ち着きますし、トランプ大統領が就任するのは1月20日とまだしばらく先なので、しばらくは静かな相場が続きそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました