時価評価額 | 評価損益 | |
8/31 | 9,024,840円 | +1,121,135円 |
9/30 | 9,161,680円 | +1,229,220円 |
10/7 | 9,579,570円 | +1,647,110円 |
先週金曜の雇用統計では失業率が改善するというサプライズがあり、大幅に株高・円安が進みました!
週明けの今日は2.5%の株高です!ナスダック100自体は1.2%ほどの上げでしたが、円安がすすんだことで円建ての含み益は大きく伸びています。
9月には一時、含み益が+88万円ほどまで下がっていましたが、今日は+164万円と2倍近くまで回復しています。
日本株も石破ショックは一旦解消して39400円ほどまで戻っており、4万円を目指す値動きになっています。石破新首相が早期解散を打ち出し、新たな景気刺激策の期待が後押ししているようです。
年初($) | 10/7($) | 上昇率 | |
ダウ平均株価 | 37,715 | 42,352 | 12.3% |
S&P 500 | 4,742 | 5,751 | 21.26% |
ナスダック100 | 16,543 | 20,035 | 21.1% |
ラッセル2000 | 2,012 | 2,212 | 9.94% |
先週の重要経済指標では、製造業が振るわず、サービス業が好況となっていました。
この結果がハッキリと株価にも反映されており、ダウよりもナスダックの方がパフォーマンスの高い1週間でした。
この数年は利上げ・利下げが株価を動かしており、悪材料で株が上がるという逆転現象が起きていましたが、先週金曜の雇用統計では好材料が株高に繋がるという正常な反応に戻ってきているというのも確認できました。
利下げが実施されてもっとも恩恵を受けているのはゴールドのようで、年初からはなんと28.46%も上昇しています(ドル建て)。SP500やナスダックをアウトパフォームしているのはかなり珍しいですね。
ゴールドが上昇しているということは、インフレが進んでいるというサインなので株高にも繋がります。個人的にはこれから追いかけてゴールドを買うよりも、株をしっかり握っていた方が良いと思います。
直近5年間のパフォーマンスではゴールド+72.55%に対して、ナスダック100は+158.38%なので長期的に見れば株が良いのは明らかです(ただし、ボラティリティもナスダックの方が高い)。
先週は一時、10日線も割って$19,750まで下がってしまいましたが、雇用統計が良かったことで$20,200まで回復しました。
金曜の終値では10日線の上に乗せており、テクニカル的にも良い形を保っています。潜り込んでいる5日線が10日線の上に乗せてこればゴールデンクロスになり勢いが出てきそうです。
20日線も上向き始めているのは良い傾向ですが、ボリンジャーバンドが縮小しているのでこの1週間はせめぎ合いになります。
下値切り上げのダブルボトム、$20,000がレジサポ転換しカップウィズハンドルが出来上がっております。チャートの形としては教科書通りの綺麗な上昇パターンです。
このままボリンジャーバンド+2σに迫るような勢いが出てバンド幅を広げていってくれれば強い上昇トレンドに乗れるのですが、どうなるでしょうか。
懸念点としては、アメリカ大統領選挙までまだ1ヶ月もあるということですね。平年であればなんの心配もなく安心して上がっていくのを見ていられるのですが。
中東の戦争など不安点もいくつかありますが、今のところどれも世界的な金融危機を引き起こすようなものではないです。下がったら買いが入る状況なので、焦って売ってしまうとあとで高値で買い戻すことにもなりかねません。
ドル円は強い上昇を続けています。
石破新首相が利上げに否定的な発言をしたことで、総裁選の下落幅を超えた大幅な円安に転じています。
5日線、10日線はゴールデンクロスしており、ボリンジャーバンド+2σの上でバンドウォークする強いトレンドができています。キリ番である150円が第一目標になります。
個人的には、石破さんの発言はちょっと軽はずみだったかなという印象です。本来、利上げや利下げは日銀の管轄で、政府が介入するのはご法度です。月末の総選挙もありますし、そう何回も発言を大きく変えることはできませんので、これを材料に円安仕掛けが加速してもおかしくありません。
まあ、石破さんは株価が下がって焦ったんでしょうね。
僕個人の石破さんの評価は、かなりポピュリストというか周りの目を気にするタイプなので、これからも意見がコロコロと変わっていくと思います。それに石破さんは軍事マニアなので、経済政策は岸田さんや菅さん達有力者に足並みを揃えて、その代わりに自分のやりたい軍事政策に協力してもらうんじゃないでしょうか。
岸田前首相も当初は緊縮派として警戒されていましたが、なんだかんだで緩和策を続けていました。多少の上下動はあると思いますが、ドル円が120円になるみたいな急速な円高はしばらくないんじゃないでしょうか。
【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)
Fear & Greed Indexは74のGREED(強欲)水準です。
ダウやSP500は最高値更新を続けており、ナスダックは最高値まであと4%ほどにまで迫っています。ギリギリですがまだGREED(強欲)なのでもう少し伸びしろはありそうです。
この指標はGREED(強欲)やEXTREME GREED(超強欲)だからといって、かならず株価が下がってしまうわけではありません。中立がよいというわけではなく、上がる時は上がり続け、下がる時はしばらく下がっていくケースが多いです。
put/call ratioは0.7でGREED(強欲)です。
先週よりもヘッジが少し増えてきましたが、まだ低水準です。ヘッジが減ってしまうと下落した時のボラティリティが高まるので注意が必要です。
ヘッジや空売りは問題が起らなければ解消されて株高の燃料になりますから、みんなが楽観視している状況よりも少し不安があるくらいの方が株は上がりやすくなります。
国債からも急激に資金が抜けていっています。
雇用統計を好感して株は大きく上がましたが、市場はかなり楽観視している状態です。これはちょっと注意した方が良さそうですね。
直近では少し調整が入る可能性があるので、焦って買いに入るよりは押し目を狙っても良さそうです。
【外為どっとコム】経済指標カレンダー(https://www.gaitame.com/markets/calendar/)
今週の重要経済指標は木曜日のCPIだけです。
もう市場予想のインフレ率は2.3%まで下がっており、インフレ退治はほぼ完了していると思います。コア指数はまだ3.2%ですが、これも徐々に下がってくるでしょう。
ちょっと気になるのは前月比の伸び率が0.1%となっているところです。これが12カ月続けば1.2%になりますから、インフレ目標の2%を下回って景気が鈍化してしまいます。
これまではFRBの金融政策はかなり成功していると言っても良いので、このままソフトランディングもしくはノーランディングしてくれることを期待しています。
最近の市場はかなり先取りして織り込んで行き過ぎてしまうところもあるので、欲を出し過ぎないように注意したいです。噂で買って事実で売るという格言もあるとおり、利上げが実施されると上げ期待を裏切ってナスダックは調整に入りました。
コロナ禍をきっかけに短期間で大きな利益を上げることに慣れてしまっている人が増えているので、その分だけボラティリティが高まっているように感じます。ヘッジファンドも大きな利益を確保するために波を作ってリスクを負わざるをえないなんて事情もあるのかもしれませんね。
ナスダック100はテクニカル分析では上昇トレンドを形成しつつありますが、市場がかなり楽観視している傾向にありヘッジが極端に少なくボラティリティが高まっているのが懸念点です。
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