【7/4】ナスダック100チャート分析-2024年

投資

ついにナスダックは$20,000の節目を明確に抜いて新高値を更新しましたね!

昨日水曜日にADP雇用統計が発表されましたが、市場予想を下回る弱い結果となりました。これによって金曜の本番となる雇用統計でも低い数値が予想されているのかもしれません。いよいよ利下げの実施が現実味を帯びてきて、株価に織り込まれているようです。

2週間ほどはキリ番の$20,000に何度も弾かれる展開になりましたが、下値は限定的で下がったら買われるというかなり強い上昇圧力がかかっています。

下がらないなら買ってやれという市場参加者の声が聞こえてくるような形で、この2日で一気に2%以上の上昇で現在は$20,400を上回っています。

キリ番を背に空売りをしかけていた人も、こうなると撤退せざるをえません。一度押したとしても損切や、買い遅れた人が待ち構えているので下がったら買われるという好循環になりそうです。

2024/07/04 ナスダック100

ボリンジャーバンド1σ、5日線と10日線に支えられて教科書通りの綺麗な上昇トレンドを描いています。

週足でも2σを維持しており強い上昇トレンドを継続しています。$20,200に2σがあるので、この水準を維持できればさらに勢いを増して来週は一段高となりそうです。

下半期になったので普段はあまり見ない月足も確認していきます。面白いことに月足も1σと2σの間を綺麗に推移しています。ボリンジャーバンド2σが$21,000にあるので、短期的に見ても上値余地はまだまだありそうです。

これが2σに乗せてくれたらさらに上昇が勢いづくのですが、今年は大統領選挙もありますので先行きは予想し難いですね。それでも僕は継続して強気姿勢です。

2021年末に$16,700をつけ、2022年10月に底をつけたのが$10,500でした。個人的には、レジサポラインが転換した後はこの落差の2倍は伸び続けると期待しています。つまり2~3年で、$29,000くらいまでは上がっていくんじゃないかと思います。


2024/07/04/ ヒートマップ

テスラが驚異的な32%の急反発を起こしています!$200を抜けてから3日で20%以上も上がっており、踏み上げ相場となっています。

先週にはダブルボトムをつけ、下値切り上げしながら綺麗な上昇を続けていたので反発がありそうだと予想していましたが、まさかここまで上がるとは驚きです。僕は個別株は持っていませんが、ナスダック100で間接的に恩恵を受けています。

15%の急落のあったエヌビディアですが、踏ん張ってこの1週間では1.7%の上昇となっています。利益確定の動きが底を打ったようで、また高値挑戦に動いていくとすれば市場はさらに活気付きそうですね。

アップル、アマゾン、アドビ、ブロードコム、ASMLなど5%を超えるような大幅上昇を続けている企業も多く、投資家心理が上向いているようです。

2024/07/04 VIX指数

VIX指数はかなりせまくなったボリンジャーバンド内で上下動しています。

今週は一時的にVIXが上がっても、株価はそこまで下げることなく買い支えられる展開になり、ついにナスダック100は終値ベースでも$20,000に乗せてきました。

週足でみると-1σが12くらいにあり、ここが直近では底値と意識されているようです。+1σは15.5なので、このあたりの幅で今後もしばらく動きそうです。

週足2σで見ても10~18なので、大きな変動は起こりにくいことをチャートは示しています。

ただし、これはあくまでテクニカル分析です。ファンダメンタルによってこれを打ち破るような値動きがあることも想定しておきましょう。

マイナス要因は大統領選挙前の混乱……を想定した投資家が利益確定に動くことですね。10月までに大きな下げが一度はありそうですが、それがいつなのか分からないのが悩ましいところです。9月後半くらいまで上げ続けたら一旦利益確定、それ以前に下落してしまったら握り続けるといった方法でも良いかもしれません。

プラス要因は、アメリカの利下げ実施と大統領選挙の通過です。大統領選挙の後は安心感によって買われることが多いので、その前に下落が来たら仕込み時だと言えます。

2024/07/04 ドル円

160円を突破したドル円は、さらにジリジリと上げ続け162円手前まで来ています。

ボリンジャーバンド1σに支えながら上昇を続けており、また下落しても5日線や10日線では買いが入り反発しています。

160円を超えても恐れられていた為替介入は一向に実施されず、それならば買ってやれという投機的な仕掛けを誰も止められない状況です。

アメリカの経済指標では最近では弱い数値が出始めており、いよいよ利下げが近いと見られていますが、それでも円安が進んでいるということは日本経済の構造上の問題があるといえます。

そろそろ日銀も利上げか?とも言われていますが、実際には毎月国債を6兆円も買い緩和を続けているわけですから円安が止まるはずありまえせん。

円安が進みすぎると物価高になり生活は苦しくなるのですが、円建ての株価は上がるので投資家目線ではプラス要因です。

円建てナスダック100は年初から30%以上も上昇していますから、今年のパフォーマンスは歴史的にもかなり高水準なのではないでしょうか。

【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)

Fear & Greed IndexはまたFEAR(恐怖)に落ちてきました。

エヌビディアやアップルなどの一部の企業に資金が集中的に集まっていることが注目されています。つまり、一部の大企業は儲けているけれど、中小企業は業績が伸びずに株価が下がっているのです。投資家は資金の向け先が無く、有名企業にお金が集まっているということですね。

しかし、個人的にはこれはあまり問題だとは思いません。エヌビディアにしても売上は右肩上がりですし、中身が伴った上昇なのでバブル的とは言えないからです。

AIがどこまで伸びるのか、AIによって業務効率化や売上アップが実現していくかが鍵となりそうですが、その答えが出るのは来年以降だと思います。

今年の下半期では、大統領選挙の前に一度調整があり、通過した後は年末にかけて再度上昇していくと予想しています。上半期に10%以上の上昇があった年は、その先1年で20%前後の強い上昇があったという過去のデータもあるので今年の後半も期待ができそうです。

来週は、FRB議長のパウエルの発言がありますが、おそらく相場が大きく動くことは言わないんじゃないでしょうか。大統領選挙が近づいていますので選挙に影響を及ぼすような発言や行動はできません。利下げは12月に1回やるくらいじゃないでしょうか。

7/11(木)21:30 6月消費者物価指数(CPI)は注目です。もしかしたら、そろそろ2%台にのってくるかもしれませんね。

  • 7/9(火)23:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
  • 7/10(水)23:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
  • 7/11(木)21:30 6月消費者物価指数(CPI)

【GMO外貨】経済指標カレンダー(https://www.gaikaex.com/gaikaex/mark/calendar)

コメント

タイトルとURLをコピーしました