11/11 ナスダック100チャート分析・資産公開-2024年

投資

アメリカ大統領選挙のトランプ氏が当選した結果を市場は好感し、ナスダック100は大幅に上昇しました!ダウ、SP500、ナスダックいずれも過去最高値を更新しています。

時価評価額評価損益
8/319,024,840円+1,121,135円
9/309,161,680円+1,229,220円
10/2910,035,740円+2,103,280円
11/59,806,060円+1,873,600円
11/1110,444,060円+2,511,600円
1545NFナスダックヘッジ無

今年最大のイベントを通過し、しばらく続いた横ばい相場を抜けて新たな上昇相場に入りました。

アメリカ株を保有している方は含み益が大幅に増えているのではないでしょうか。

ただ、為替変動の影響もあって、僕の保有している1545は7月の高値の回復には今一歩というところです。とはいえ円建ての年初来パフォーマンスは30%を超えており、今年のリターンは平年よりかなり高い水準です。

年初($)11/11($)年初来上昇率
ダウ平均株価37,71543,98816.64%
S&P 5004,7425,99526.41%
ナスダック10016,54321,11727.64%
ラッセル20002,0122,39919.22%
SPDR Gold Trust(GLD)190.72247.9630.01%
日経平均株価33.288円39,40218.37%
年初来株価パフォーマンス比較

ドル建てではダウとS&P 500が約6%、ナスダック100は7%上昇しました。

もっともパフォーマンスがよかったのが小型株のラッセル2000で9%高です。ゴールドは2.5%下がりました。

トランプ氏は法人税を21%から15%へ引き下げると見られており、株価上昇の原動力となっています。

一方でインフレ再熱の懸念もあり、利下げペースが鈍ると見られて米金利が高止まりする動きがみられました。これによって、為替はやや円安傾向に振れています。

20241111 ナスダック100 日足チャート

ナスダック100はついに高値更新しましたね!

横ばい相場がしばらく続いていましたが、テクニカル通り$20,000のラインでは下支えされ、選挙の通過をきっかけにレジスタンスラインのブレイクに成功しました。

直近では$21,000がレジサポ転換しており、ここを割らない限りは上昇トレンドが続いていくでしょう。空売りの損切やヘッジの解消が入ることで、さらなる上昇も期待できます。

ボリンジャーバンドは大きな口を開けた形となっており、+2σの上に乗せている非常に強い勢いを見せています。しばらくは下がってもボリバン+2σや5日線あたりを目安に買いが入り、上値を探っていく展開になりそうです。

20241111 ドル円週足チャート

トランプ氏当選とともに円安が進みましたが、その後は急落する展開になり、現在では選挙前とほとんど変わらない価格で落ち着いています。

トランプ政策の影響を市場も測りかねているのか、ボラティリティが大きくなっています。

今回はもう少し大局的な分析をするため、週足チャートを見てみます。

7月に162円をつけた際に為替介入が入り、そのまま下落を続けて一時は140円割れとなりましたが、この2ヶ月あまりはV字回復して150円台に乗せてきました。

ボリンジャーバンドはまだ下降ぎみであり、+1σのラインが頭を押さえつけているようにも見えます。チャートの形状からするとこの勢いのままどんどん155円や160円に戻っていくのは難しそうです。

トランプ氏はドル安思考なのでFRBに利下げ圧力をかけるとの見方がありますが、パウエル議長は要求されても辞任しないと対決姿勢も見せています。為替の方向性はかなり見通しずらいですね。

【CNN】Fear & Greed Index (https://edition.cnn.com/markets/fear-and-greed)

Fear & Greed Indexは61のGREED(強欲)水準です。SP500は$6000を超え、ナスダックも最高値を更新しました。

アメリカの株価は大きく上昇していますが、61ならまだまだ上値の余地はありそうですね。本格的な上昇トレンドに入れば80くらいになることもよくあるので、今は健全な値動きの範囲内です。

【外為どっとコム】経済指標カレンダー(https://www.gaitame.com/markets/calendar/)

今週の経済指標で注目なのは、水曜日のCPIと金曜の小売売上高ですね。

CPIは前月比で0.2%ですので、年率にすると2.4%とほど良い水準です。高いとインフレ再熱、低すぎると景気鈍化が懸念され悪材料視されかねません。難しいところですが、予想通りの数値が出るのが一番良いのではないでしょうか。

選挙は終わりましたがトランプ政権がスタートするのは年明けですから、彼の政策の影響が出てくるのはしばらく先です。

株価に大きな影響を与えそうな政策がいくつもあり、ボラティリティが大きくなりそうです。

  • アメリカ法人減税
  • ウクライナ情勢
  • 対中関税

第一次トランプ政権では法人税を35%から21%に、そして今回さらに15%に引き下げようというのですから驚きです。10年前と比べたら法人税が半減しちゃいます。

投資家目線では大歓迎ですが、減収分のしわ寄せはどこにいくのか気になります。アメリカの場合は増税にはならなさそうですが、インフレとして実質的に全国民に薄く広く負担されることになるのかなと思います。

この結果アメリカの格差は広がっていくのですが、トランプ氏の支持者である労働者たちは理解しているのでしょうか。不思議なことに、法人増税を主張していたハリス氏の支持者は富裕層なんですよね。

ウクライナ情勢や対中関税政策は、トランプ氏の胸中にしか答えが無いので予測するのは不可能です。

いずれにしても、対立が緩和すれば株価にはプラス、反発しあえばマイナス要素でしょう。もちろんこれは正義がいずれにあるかではなく、あくまで株価への影響のみを考えたものです。

現代では、戦争によって強奪するよりも、平時の経済成長の方が恩恵は大きいです。権力者の皆さんには、冷静になってもらってなんとかして平和を目指してほしいものです。

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